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「まちに虹をかけましょう 半分ちからをかしてください」 取手アートプロジェクト2004へのプロポーザル 2004/7/29作成
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テーマ:「1/2のゆるやかさ」 「1/2のゆるやかさ」は、街にかかる虹をながめるゆとりと街に虹をかける心のゆたかさ。 |
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〔最初の1/2〕 虹をつくり、虹を育てる(11/13土〜20土) @街に毛糸の虹をかける。 A七福神がまねく虹 B各地から集められた虹 C虹への思い ※以上のうち、Aに関しては、実現が不可能な場合、実施せずとも、プランに大幅な変更はないと思われます。 |
〔後の1/2〕 虹の変容とリ・サイクリング(11/21日〜11/28日) 多くの人に協力してもらって生まれたいくつもの虹。これを今度は別の場所へ、別のものへとリ・サイクリングします。 @キリンビール取手工場に虹の橋をかける Aサイクリングロードに虹の川を敷く Bこどもといっしょに虹をリ・サイクリングする C他展示への導線になる ※以上のうち、@が実現されれば、プランの大筋は達成されます。のこりのA〜Cはできる範囲で実現できればいいでしょう。
〔展示がおわると…〕消えゆく虹(11/29〜) 虹は消えてゆくものです。それもあっという間に。そして今ごろはどこか別の街にかかっているかもしれません。しかし人々の心にかかった虹は、人と人をつなぐ橋として、ずっと長く残りつづけることでしょう。別のものへとかたちをかえ、リ・サイクリングされながら。
〔毛糸を結びはじめたきっかけ〕 茨城県出身で、オウム真理教により殺害された坂本弁護士一家の妻、都子(さとこ)さんが書いた短い詩があります。その死が明らかになった後、都子さんの友人らがその詩に曲をつけ、「SATOKO」という一枚のCDにしました(こちら)。曲をつけて音楽にできるなら、それに実際に従い、目に見えるかたちにして、視覚アートにできるのではないだろうかと思ったのが、この毛糸を結びはじめたきっかけです。 |
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作品のコンセプト 「まちに虹をかけましょう 半分ちからをかしてください」 人々が結ぶ毛糸の虹。それがやがてひとつになる。つまり、どれが自分のかけた虹か判別できないものの、確かにその中にそれは含まれている。そして判別不能ではありながらも、しかしなお溶け合うことなく、七色の独立した毛糸としてその中に存在する――そうした事態を私は提示したいと思う。 |
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