リブリッジ・エディット アーティスト・シェア2004選抜賞

門脇篤展
「虹色の橋を毎日かける」

4日目

2005年3月22日(火)〜27日(日)
 11:30〜19:30(最終日〜17:00)
リブリッジ・エディット


 

 

4日目の私の作品は、弧を描いて流れる、あるいは吹き上げる毛糸。

「共同制作」をしてみて、あるいはする以前からわかってはいたのだけれど、私がつくるものはどうも個性の主張とかオリジナリティといったものとはほど遠い、どちらかというと背景みたいなものだなぁと改めて感じる。話をしていてもそうであるし、以前、曲をつくってみたときもそうなのだが、みんなBGMになってしまう(みんなあまり耳をかさない)。

 

 

 

 

 

 

 

私がわたした毛糸の虹を、ひとりの少年がわたってゆく。

 

 

 

この日の共同制作者は中学2年生のふたり。最初の打ち合わせのとき、菜の花畑をイメージしたものをつくりたい、と言っていたのだが、私がいつかやろうと思ってつくっていた下のようなプラン(詳細はこちら)を見せると、これがやりたいということになった。

 

プランでは原毛をつかうことになっているのだが、それは今回難しいので何かいいものはないかと100円ショップへ行くと、ちょうどクリスマス・デコレーション用のポリエステル製の「綿」が大量に売られている(こんな季節はずれなのに…)。10個ほど購入して待っていると、彼女たちはあらわれた。

 

 

すごくおもしろかったと言ってふたりは帰って行った。

 

 

いろいろと工夫しながら雲に毛糸を通し、プランに近いものができあがった。
けっこう私のイメージするちょっとした「非日常」、たとえばこういう雲が草原の青空の下にくっきりと浮かんでいたり、街を歩く人がみんなゆらゆらさせながらひきつれていたりしたらすごくおもしろいように思えたので、今度もっといろいろやってみたいと思う(プランはこちら)。

 

 

夜空に浮かぶ雲

 

 

 

翌日、日の光のもとでの雲。

 

 

 

 

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