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展示を終えて、あるいは展示を見ながら、私はこれが正直なところ、「毛糸で街を結ぶ」というのはほど遠いものであることに気づかないわけにはいかなかった。それは単に「毛糸を街で結んだ」だけのことだ。
都子さんの毛糸の詩を、そのままやってみようという単純な発想ではじまったこのプロジェクトだが、その詩のポイントは最後の一行、「この街に生きる 一人ひとりの心を結びたいんだ」にあるのであって、それ以前にあるのではない。
しかしまだ結論を急ぐべきではないようにも思える。来月、別の場所でもう一度予定している展示、今年最後の私がかかわる大きな展示であるとともに、このプロジェクトを出展している仙台市主催の"Lifetown
Art Tour" というイベントの最終回でもある次回に、今回の反省点をふまえ、もっと掘り下げた展示を企画してみたいと思う。
しかし何より坂本さん一家の命日である11/4の、前日と前々日にこのような展示を行うことができたのは、とても光栄なことでした。また、毛糸を送っていただいたり、かげながら声援を送っていただりたりした方、毛糸をたどる旅に参加してくださった方、それを支えてくださった方々、本当にありがとうございました。
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