2004年11月22日

 

「ヤカオランの春」せんだい上映委員会

門脇 篤

仙台市青葉区片平1-3-2-907

070-5621-2301 erigolbun@ybb.ne.jp

 

実施結果報告書

 

下記事業につき、実施状況をご報告いたします。

 

事業名   「ヤカオランの春」せんだい上映会および写真展

参加人数  上映会 87名 写真展 約1000

運営者数  16

 

事業報告

本事業は、ドキュメンタリー「ヤカオランの春 あるアフガン家族の肖像」(川崎けい子・中津義人監督、2004)を、仙台の地で、仙台市民の手により上映するとともに、アフガニスタン難民に取材した川崎けい子氏の写真展を開催することで、広く開かれた国際都市仙台の、平和や国際理解への目が、さらに開かれていくことを目的として実施されました。

事業の実施された2004年11月は、アメリカによるアフガニスタンへの介入と内戦終結3周年に当たり、またその成果とも言えるアフガニスタン大統領選挙の実施とその結果が公にされた時期でもあり、そうした関心からも、事業には国際理解に関して熱心な方々が参加してくださり、アンケートの回答からも、その目的は十分達成されたと思われます。

また、実施団体として組織した「せんだい上映委員会」で、ボランティアスタッフを広く募集したところ、高校生や大学生、専門学校生などの学生を中心とした若者が多数集まり、ただ単に映画や写真を借り受けてこれを公開するというだけでなく、これらスタッフの企画によるメッセージカードや絵本の制作、独自の資料作成や写真との協同作品の展示など、市民企画として独自色を発揮した事業となりました。

 

 

事業成果の活用方法

上映会スタッフとして活躍した学生たちは、事業終了後、映画の撮影地でもあり、アフガニスタンの言葉で「美しき大地」をあらわす「ヤカオラン」をその名に冠した新たな団体「ヤカオラン=せんだい(美しき街仙台) 学生グループ」を組織、写真展でアフガン難民の孤児院の子どもが描いた絵が展示されたことがきっかけで、この絵に仙台の子どもや若者が書いた詩をつけてポストカードを制作し、その収益金をこの孤児院へ贈るというプロジェクトを企画、この12月にはポストカードの発売の運びとなりました。この活動について、また新たにご報告する機会があるかと思いますが、その折にはどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

事業収支決算書              (単位:円)

1 収入の部

区   分

金  額

摘        要

参加・入場料

83,000

大人@1000×82人、子ども@500×2人

売上金

17,340

チャリティ絵画販売、ポストカード等販売手数料

補助金

50,000

(財)仙台国際交流協会から(見込み)

寄付金

1,437

上映会会場での寄付金

協賛金

134,868

杜の教室、個人会員から

合  計

286,645

 

 

2 支出の部

費  目

金   額

摘       要

施設使用料

54,400

せんだいメディアテーク、カフェ・モーツァルト

附帯設備使用料

13,000

せんだいメディアテーク

作品賃借料

80,000

ビデオテープ、写真パネル25枚

印刷費

35,178

チラシ、ポスター、パンフレット

講師謝礼

10,000

監督による上映会後の後援、質疑応答

講師交通費

21,180

東京〜仙台往復

講師宿泊費

7,770

仙台1泊

通信・運搬費

34,325

 

材料費・消耗品費

30,792

 

 

 

 

合  計

286,645