【土沢のみなさま】
仙台の門脇(かどわき)と申します。現代アート作家として、主に毛糸を使った作品をつくっています。
【どんなものをつくるのか】
土沢の町内を流れる水路を、線路に見立て、この上に枕木に見立てた色とりどりの毛糸を結んでいきます。結ぶのは水路の策とみなさんのおうちの水路に面した部分で、毛糸を結べそうなところです。すでにあるものに結びます。どうぞご協力をお願いいたします。
区間は地図をご覧ください。
【なぜそうしたものをつくるのか】
5月に「アート@つちざわ」の説明会に訪れたとき、私は土沢の町の裏通りをぬって流れる水路に興味をもちました。たどっていくと、それが釜石線の小さな鉄橋の下をくぐるところまでつづいていることを発見しました。
海へとつづく線路。小学生の時、この電車で海へ行ったことがあると、知り合いになった花巻の方が語ってくれました。 そこで私は、この線路をアートで飾られる土沢の町中へと延長させたいと思います。具体的には水路の上に毛糸の「枕木」を設置します。
小さな鉄橋を出発点にするなら、水路の上に結ばれる毛糸の線路の終着点はどこか。そう思って再び水路をたどった結果、私は住宅の裏手にぽっかりと小さな田んぼを発見しました。その時は水を引き入れたばかりのまだ田植え前の田んぼでしたが、「アート@つちざわ」が開催される頃には刈り入れを迎えることでしょう。そこで刈り入れ後の田んぼに毛糸のインスタレーションを設置することができれば、それは線路の終着点として実にうってつけのものとなると思いました。
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