毛糸のクリスマス・ツリー
LOHASなクリスマス

2006/11/23-12/25
10:00-18:00

たけみの家荒井展示場
仙台市若林区荒井字札屋敷103-2
0120-102557


 

仙台市若林区荒井にある武海建設「たけみの家・荒井住宅展示場」で、毛糸を使った現代アート作品を制作・展示いたします。
「たけみの家」は住宅展示場でありながら、単にモノとしての住居を提示するのでなく、「生活空間の提案」として、アートのある暮らしを提案したいということから、詩人・武田こうじ氏によるポエトリーリーディングを企画したほか、現代アート作家である私・門脇篤には吹き抜けなどを利用した現代アート作品の制作を依頼。その他、各種制作・体験教室を開催する「LOHASなクリスマス」として、住宅展示場をコミュニケーションまでをも盛り込んだ住空間として開放いたします。 どうぞご高覧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

 


「たけみの家・荒井展示場」は、仙台市中心部から車で20分ほどのところ、ちょうど仙台市民が夏、深沼海水浴場へとぬける途上にあります。素朴な栗駒杉の無垢材を基調にしたこの家は、しかし構造的にはしっかり高気密・高断熱のオール電化住宅。そうした構造をもった家に特有の問題である水分管理を解決したのが、茅葺の屋根をモデルにした「ファース工法」だそうです。
単に欧米の事情に即したシステムを移築するだけでなく、独自の解釈をもって日本家屋を現代によみがえらせたその姿勢は、まさに「LOHAS」というべきでしょう。
本会場を舞台に行われる「LOHASなクリスマス」という企画に、毛糸を使ったインスタレーション作品を制作するにあたり、私はこうした考え方をクリスマスツリーというかたちで表現したいと考えました。
さまざまな色の毛糸は、地球環境を構成するいろいろなエネルギーや自然を表わしています。それがひとつのピラミッドの形状をなし、ツリーを表現しているわけですが、エネルギーや自然=毛糸は常に循環を繰り返すものであって、そこには階級も優劣もなく、「ピラミッド状」という言葉から連想されるような関係が、単なる見かけの砂城に過ぎないことを示唆しています。
また、階段脇には、楽器の弦をイメージした毛糸が設置され、オーナメント状の白紙のカードがつるされています。来場者はここに何か「LOHAS」なメッセージを書くことができます。楽器の弦をイメージした毛糸は、生活を「奏でる」という言葉から生まれたものです。

 

 

実際の展示のようす

 

 
 

 


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