リブリッジ・エディット アーティスト・シェア2004選抜賞

門脇篤展
「虹色の橋を毎日かける」

5日目

2005年3月22日(火)〜27日(日)
 11:30〜19:30(最終日〜17:00)
リブリッジ・エディット


 

前日から「ヤカオランの春」の川崎けい子監督が来仙し、ギャラリーで行った「雲」をつくる共同制作などを取材していただいたのだが、この日は早朝から牧草地へと案内。将来的に毛糸を使ったスケールの大きな展示をしたいと思っている場所で、季節のよいときなどは本当にすばらしいところなのだが(たとえばこれこれ)、もう3月も下旬だというのに、仙台の市街地から車で30分ほどのその牧草地はあいにく吹雪の中で、ほとんど吹き飛ばされそうになりながら1時間程度取材して帰る。30分ほどで再び仙台の中心街に戻って来ると、うそのように晴れ上がった天気で、その落差がおもしろい。
川崎監督とは、ちょうど昨年の今頃、仙台アムウェイプラザで行われた「ヤカオランの春」の上映会をきっかけにお知り合いになり、その後改めてせんだいメディアテークで映画の上映会をしたり(こちら)、それをきっかけに新たなページをつくったり(こちら)、ポストカードを売ってその収益金をアフガン難民の孤児院に送るプロジェクトを計画したり(こちら)、毛糸の産地でもあるアフガニスタンに出かけて行って、現地の毛糸をつかって毛糸のインスタレーションをつくるというプランを立てたり(こちら) といったもろもろのことが生まれ出るきっかけとなった方である(なお、「ヤカオランの春」は4/16より東京・東中野のポレポレ東中野でロードショー上映されます)。

 

個展もあと2日をのこすのみとなったが、今日明日とも共同制作の予約はなし。ひとりでつくりはじめるが、週末ということもあり、つくっているとギャラリーを訪れる人がけっこう切れ目なくいて、制作のようすを見ていただいたり、ときにはいっしょにつくってもらったり。

左はカズくんとその母。ピンと張った毛糸による壁を一面つくってみたものの、単調な感じがするので斜めにもう一面入れようとしているところにうまくあらわれ、壁の向こう側に毛糸を投げ入れるのを手伝ってもらった。
「こんなのはじめて!」と喜んでいたが、たぶんやったことのある人の方がだんぜん少ない。でもそういう「世界」の地平にまだ降りてないから、その言葉はとても無垢なものだ。そして何かに驚くということの喜びとは、そういう無垢なものだろう。

ところで個展を開くことの楽しみは、訪れた人とあれこれ作品やアートについて話をすることができることで、アート・イベントなどでもそれはできるけれども、私の場合、制作に手いっぱいで常に広大な展示エリア内を移動していたりするので、鑑賞者に会いはぐれたりする。その点、このくらいのスペースで待っていれば来た人を見逃すはずもないし、また来た人はだいたい私の作品かギャラリーを見に来た人なので(アート・イベントの場合、場所によってはただの通行人なのか見分けがつかない)、話がしやすいように思う。
訪れた人は、自分でも何らかのアートをつくっているという人が多く、そのとき残念なのは、どんなのをつくっているのか言葉で聞いてもほとんどの場合、よくわからないということである。アートをやっている人が出会えば、自分が何をつくっているのかという話になるはずなので、ぜひ作品ファイルを持ち歩くといいと思う(といって私がひとの個展に自分のファイルをもって行くかどうかはわからないが)。

 

 

 

 

夕暮れどきになってできあがる。私のつくるものにしてはずいぶんきっちりした感じのものになった。
暗くすると、外からのあかりと床からのあかりでピンと張った毛糸のラインが破線か何かのように浮き上がり、おもしろい感じだった。

 

 

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